最近の検索ワードリンクにて
2016追記/オーディオストックでのCreator-DK名義での販売を終了いたしました。ご購入いただいた方ありがとうございました。ですがやはり終了までに売れた回数は私のやり方では10回そこそこでした。
最近「オーディオストック 稼ぐ」といった検索ワードでのアクセスが増えていますので、質問はきていないのですが記事にしてみたいと思います。
と言うのも現在新天地でのビジネス基盤を得るために毎日迷走中でございます。やはり・・・音楽で稼ぐというよりも食うにはしたいことだけと言うわけには行きませんね。
http://audiostock.jp/account/1167が私の個人ページです。
最近ではページレイアウトも見やすくなって、よりカッコイイサイトになりましたよね。
ですが、やはり私のこのサイト/サービス対する考え方は今のところ昔と変わりません。やはりちょっと問題のある仕様だとおもいます。
私のやり方では稼げない
現在のところ5つだしている音源のうち、売れたのは2種類のみで1回づつです。お気に入りなどは結構入れてもらえますが購入に至るケースは少ないです。収益でいうと1600円ですかね?
おそらくこのオーディオストックで月1万円稼いでいる方がおられるのであれば、運営側とのマージン率を下げてもらっている方で少なくとも音源が30以上はアップロードされてる方が多いと思います。いや・・・私の勝手な試算ですがそれだけ出してても難しい方もおられる可能性があるとおもいます。
というか、これは断言できますがこのサイトの仕様で例えば毎月15万など、主収入に匹敵するほど稼いでいる方はいても全体の数%程だと思われます。
現在は3000~1000の価格で値段調節が出来るようですが、それでも基本的なサイト側とクリエーター側のマージン比率は6:4です。
驚くことにサイト側が6割です。制作側には4割です。
ここで簡単な計算をしてみます。
サイトの1ヶ月の総購入回数はわかりませんが、仮に1万購入と考えます。単価はばらつきが出ると思いますが、一回2000円で考えます。
そうすると2000万円が一ヶ月の売り上げとなります。クリエータ側には800万となります。
これを総クリエータ数で割ります。2327となっていますので・・・およそ一人/3437円となります。
もちろん偏りは出るでしょうが一人一ヶ月平均値がこれですので・・・と言うのが私がまず納得できないポイントです。
これがもし、一ヶ月半分の5000回購入だったら半分です・・・。逆に10万回購入あったとしても一人頭4万行かないくらいが平均となりますよね。
この時点でかなり厳しいシステムだといえます。私の一方的な意見を言わせていただくと、サイト側のマージンが多すぎると思います。
費用対効果で考える
確かに、1円にもならないよりは、と言う考え方は出来ます。ですがどう考えても割に合わないのです。
制作日数も、制作機材もすべてクリエーターもちです。ある一定のクオリティを出そうと思うなら、少なくとも機材費だけでも100万単位のお金にはなるはずです。
アウトボードやハード機材にもこだわりがある方なら1000万単位のはずです。もちろん本来はそれプラス技術料or時給と言うのが一般的のはずです。
楽曲の事前審査があるということはやはりサイト内の品質を一定に保ちたいと思われているのだと思います。だと思われるのであればその当たりを考慮していただきたい。
確かに決済やサーバ維持・事務/諸経費などにコストはかかるのだとは思われますが、そこまでかかるものでしょうか?
明らかにクリエーターが一方的に損をしている印象を受けます。
そして私が一番納得できないのが、直接的な依頼に関してもオーディオストックさん側が介入されるという件です。
もう個人で仕事をこなしている方であれば仲介など不要のはずです。ましてや制作面で一切の援助はおそらく皆無に等しいはずです。それなのに仲介手数料をとられるというのは意味不明としか言いようがありません。システム使用料3割っておかしすぎませんか。営業を代行していただいているというレベルではないはずです。
ましては個人事業主とクライアントの問題ですので、そこに保険としてクリエーター側からの依頼で第三者のある種の身元保証のような意味合いでクライアント様から保証を求められている。と言うときに保険の役割として請け負うのであれば理解も出来ますが・・・。うーん。
せめてそこは、クリエーターへのサービスで広報スペースとして無料で行ってもいいレベルのはずです。その代わり、私達はトラブルの責任は負いません。でいいのではないでしょうか?
お小遣い稼ぎ感覚/アウトレット感覚がどうしてもぬぐえない。
この仕様で、クリエーターが稼ぐのは相当難しいとおもわれます。
このさき、どう変るかは解りませんがおそらく収益が上げられるのはサイトシステムに優遇される一部のクリエータだけになることは明白だと思います。
後発組の方や、サイトシステムに掛からない場合はほぼ収益0といっていいと思います。
また他で無料配布していたり、公開している音源も売れるなどの矛盾もたしかOKになっているはずです。
また主要決算がクレジットカードのみであり、成人/法人/企業向けサービスの方向性がつよいです。また最低でも1000円という単価(BGM)も問題だとおもいます。
これでは、これからの若いクリエーター達が利用することなど出来ません。で、ある程度のクリエーターにはもうお得意様がついていて離れない状況のはずです。
私が思うに、もう無名の人間ではRFで時間をかけた音源でも100円の価格も一般ユーザーからはつけてもらえない時代だとおもいます。だとしてもそれでもクリエーターが儲かる仕組みを提示できるモノにこそ心血を注ぐべきだと私は考えています。
このまま、価値観を変えられないのであれば”創作物としての音楽”はいまよりもっと激減してしまうかもしれません。
それを絶やさないためには、何かに依存するのではなく、自分自身でそれを切り開く必要があるのではないかと私は最近良く考えます。
私見ですこし否定的な意見も多かったかとおもいますが、これが私の感想です。