【2-7】dimの借用とdimコードについて

音声解説

ポイントは、dimはジャンルにより用法と解釈が異なります。

クラシック的には、短調のⅤ79、コードシンボルで書くと、Ⅴ7(♭9)の根音(ルート)を省略されたものであると考えられます。

もう一つの特徴として、「コード構成音がすべて短三度で構成される。」という点です。

今回使用した、BdimとDdim・Fdim・A♭dimはすべて同じ構成音ですので、同じコードといってしまえます。

で、Popsなどでかっこよく使用される場合には、こういった変則ドミナントではなく、クロマテックを演出するためのつなぎの和音としても良く用いられます。

C△7>C#dim>Dm7

などですね。

音声解説では省きましたが、これも理論的分析をすると・・・そうセカンダリードミナントのドミナントを短調のドミナントとして変則的に使用し、さらに根音を省略した用法になっています。

つまりは

C△7>A7♭9>Dm7 のA7♭9のAのおとが省略され、C#dimになっているのですね。

そう、すべては、応用の応用なのです。

ですがこれがもう理論より、ある種テンプレート化して覚えてもいいです。

個人的にカッコイイです用法だと思います。是非参考になれば。