これは、厳密には借用和音とは厳密には呼べ無い場合も含みます。
ですが、調をそれほど気にしなくていいジャンルやカデンツの基礎持ち得ない曲をやる場合には必要な考え方です。
トライアド(三和音)はどうにでもなる。
付加和音でない、トライアドのコードはシンプルで、装飾がない分調に縛られにくいです。
ただ単純に、連続させてもさほど問題ないです。
そして。トライアドの場合どれを入れても、理論的な言い訳がつけやすいのです。
では、通常のC:のカデンツです。
それにノンダイアトニックが入ります。
「CFGC」が「CE♭FGC」と言う流れに代わっています。
同主調のⅢの和音を借りてきたともいえます。
マイナー系いきましょう。c:のカデンツです。
それに、気にせずクロマティックにマイナーコードを連発します。
最後だけは、G>cmの流れで終止しています。
じゃぁ沢山テンションがつくと?
JAZZのように、多数のテンションを使用する場合は、もはやその時点である程度の調整崩壊が起きます。
ですので、モーダルな演奏の場合は、コードで管理されるというよりはスケールで管理されますよね。
これは後々説明できればと思いますが、あるコードに限界までテンションを乗っけると違うコードとしても解釈できるようになります。
今日の総括
とりあえず、今日のところは難しいことはおいといて、メジャーどうし、マイナーどうしの連結はそれなりに何とかなる。
特にトライアドの場合は何とかなりやすいものだ。と思っておきましょう。
調やそのカデンツを100%守る必要はないです。時には偶成的にまったく関係ない和音が出てきても別にいいのです。
しかし、それが効果的かどうかは曲を選びます。
では、大抵の曲に入れても大丈夫なものってないの?と言う意見が出ると思います。
そこで登場するのが「ドミナント」です。
明日は、ドミナントを借りてくる方法を学んでみたいと思います。