はい、今日はこちらの3本目「メロディのアヴォイドを気にせずに」をいってみます。
とは言うものの、滅茶苦茶をやってもいいということではありません。
これは良く始めたてで、しっかり言われたことを守ってきっちり書く方が陥りやすい「ガチガチのルール音楽を和らげる手法」もかねています。
イメージは同じ背景の演劇と同じ
つまるところ、こういうことです。
たとえば、背景が移り変わる場合はそれに合わせたアクションが必要になってきます。
場面が変わると、躍動感やパワーを生みやすい反面、落ち着きや一定感覚は薄くなりますよね。
コードが変わらないなら、その分のびのびとしたメロディの表現が私は美しいと思います。
今日は、【1-1】でやった最後のポリリズムリフ+アルペジオのピアノ伴奏をつかって、オーボエの音色でメロディをつけてみます。
8小節やっています。BPM118ですね。
どうでしょうか?序盤に思い切り「F~~~」ってなってます。一応アヴォイドに指定される音です。やはりちと濁りますがそれでも全然問題ないと思います。
一応F>Eという、非和声音から和声音に下降する使い方をしています。非和声音の用法の一つ「イ音」的に使っています。
このように、背景が安定していると多少のアヴォイドの連続も問題ないです。 もっとテンポが速くて、ドラムやウォークンベースのようにリズム隊がしっかり支えてくれていれば、12音をフルにつかっても、そのノリにさえ乗れていれば不自然には聞こえにくいものですし、偶発的な不協和がインプロヴァスのよさでもありますよね。
では、また明日。