実践で覚えるMIDI打ち込み① 管弦楽法的な話

とりあえず大きなカテゴライズを押さえておきましょう。


一番大切なのは、楽器は個性的なモノでそれぞれに得手不得手があり、できる・できない、やりやすい・やりにくいなどの差が絶対に出てしまうという点です。

次回以降は、ざっくりとした打ち込みの方法論も含めた各楽器の打ち込み方法などにも迫ってみようと思います。

今回のポイントは大きく分けて3つ

まずは、音程が取れる楽器かどうか?

まずは、ドレミファソラシドのような音階などが演奏できるかどうか?ですね。これは説明されなくても何となくわかる方もいるかもしれませんが、ドラムや打楽器の場合は音階がありません。なので打ち込み方法などがピアノとかとは異なります。
逆に音階や和音などの演奏ができる楽器は当然ですが作曲理論などに基づいて打ち込みを行う必要性があります。

和音演奏が想定された楽器かどうか?

ピアノやギターは、楽器の構造上和音演奏に適した楽器です。当然ですが多くの奏法で和音が採用されます。逆に息を使う木管や金管、ストリングスなどは一つの楽器が単音を担当する傾向にある楽器です。
そのため、こうした楽器にはそれぞれ低音演奏に長けた楽器、高音演奏に長けた楽器などカテゴリーが同じでも音域によって複数の楽器が存在しています。例えばストリングスは、ヴァイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスといったように演奏する音域に合わせて大きさや弦の太さなどが調整されています。

最後は音量(音程)の推移の仕方に注目

楽器にはそれぞれ音の出し方による違いが生まれます。先に記述しましたが例えば息を使って演奏する楽器は当然、強く吹くか弱く吹くかの違いをつけられるだけでなく弱く始めて強くしていくなどのクレッシェンドやデクレッシェンドを滑らかに推移させられます。ストリングスも弓で演奏する場合には同様のことができたりまします。
逆にピアノやギターなどアタックしたら後は減衰するだけという楽器も存在します。またオルガンの様に押されている間は一定の音量が出続けるものもあります。このように音の時間的推移は今後の打ち込みに非常に重要なのでよく覚えておきましょう。

今回はピアノかギターをなるべく早く動画化します。

音源の取り扱いなども含めた話になりますので、この辺り知りたい方多いのではと思いますのでなるべく急ぎますね!

とりあえずはバンドによく使われる楽器は全部やっていくつもりです。

それではまた次回。