【動画講座】DTMerのためのエレキギター講座:ソフト音源編

ギター音源「ELECTRI6ITY」を併用した音作り


今回は、ギター音色作りを勉強しつつ、音源を併用しつつやっていきます。

日本で有名で入手しやすいギター音源といえば・・・やはり「ELECTRI6ITY」あたりではないでしょうか?ちょっと値段がいまだに下がらず、金銭的には入手しづらいところはありますが、ギターのシュミレートとしては優秀な音源です。特にバッキングよりはソロをやらせるとその真価を発揮する音源ですね。

ということで、まずは現実世界同様、ギター側のセットアップから始めていきます。

ギターの種類とピックアップの設定

まず、動画内では長くなってしまうのと今はもう私の手元に主要なギターの種類を所有していないので映像化はしませんでしたが記事のほうでは少し触れておきます。

ギターには大きく分けて「シングルコイル系」と「ハムバッキング系」という2種類があります。

シングルコイルの代表的なギターの種類として上げられるのは「ストラトキャスター」という種類のギターです。シングルコイル系のギターはノイズの干渉を受けやすいもののなんともいえない軽快な音色が特徴です。

ハムバッカー系の代表的なギターといえば、「レスポール」でしょう。ハムバッキング系特徴はノイズ干渉を受けにくく図太いサウンドになりやすいです。

ちなみに私が愛用している「ibanez」のギター

こいつですが、これはハイブリット系のギターになっています。見た目はレスポール同様ハムバッキング系ですが、セレクターでシングルコイルの状態でピックアップを使うことが出来ます。こんなギターもあります。

ちなみに、音色を決定する要素は他にもたくさんあります。「使用している木材」「木材の質」「ギターの弦の材料」などなどです。ですがこれはこだわりの領域です。あくまで予備知識としておいてください。

本題に戻しますが「ELECTRI6ITY」の場合、ピックアップ(青枠)とトーンつまみ(緑枠)はここで操作できます。

ここでまずは、ギター側の調整をしておきましょう。

4バンドEQで最終的な音作り

今回使用した「LEAD800」は「4バンドのEQ(緑枠)」がついています。これでアンプ側での最終的な音色調整を行いましょう。

どのような設定にしたか?どんな音色なるか?は動画をご覧ください。

ここでポイントですが、アンプによっては3バンドのEQだったり、ここにさらに歪を強める要素があったり、動画後半で触れていますが空間成分のエフェクトが入っていたりします。

そのアンプがどうなっているのは、そのアンプの仕様によりますので触って覚えるな、説明書を読むなりすることとなる要素です。

とりあえず、最初はシンプルな編成での音作りに慣れるとよいでしょう。

ギターの音色は空間成分を足すことで花開く

動画の最後のほうでは、アンプで作った音にリバーブを使うことで一気に実用的なサウンドに近づけるという作業をしています。

ギター(アコギも含めて)の音色は実は空間成分を得ないと美味しく響いてこない楽器です。アコギの場合は共鳴胴がありますのでその時点で少なからず空間成分がつきますが、エレキの場合は違います。アンプで空気感を得ることで初めて空気感を得ます。

ですが、今日ではその音に対してもリバーブ/ディレイエフェクトをかける場合がほとんどです。そうすることでなんともいえないサスティンが生まれ、もともと倍音感の少ない楽器ですので一気に音色が華やかになります。

ここからは私の私見なのですが、もっとも優れた音色というのは実はとてもシンプルな設定によって作られると考えています。

今回はアンプとリバーブのみの音色メイクでしたが十分に使える音だと思います。

最初は出来るだけ小編成での音色メイクをしていくことを推奨しています。

次回はもう少しだエフェクトを増やして音作りの楽しさをお教えできればと思います。