適切なテンポでリズムをとる難しさ
はい。ちょっと記事が遅れましたが、今回はリズム系のお話です。
リズムとテンポというのは本当に不思議なもので、時には気にしなくても自然にキマる時もあれば、意識していないと音楽そのものがダメになってしまうこともあります。
このお話は「グルーヴ」のお話ではなく、その前のリズムとテンポの基礎を解説しています。
ポイントは、リズムというのは固定/絶対的なモノです。四分/八分/十六分などがそうです。これら絶対的なモノがテンポの速い/遅いによって聴覚上の違いを生み出しています。
「なにをいまさら?」という方もおられるかもしれませんが、ここの違いはとても大切です。
今後、色々な音楽を作る場合、基礎となるリズムは適切なテンポの元で有効となります。
たとえば、16ビートの早いリズムで疾走感の強いロックは作りにくいです。それは16ビートは元々テンポで言うなら80~120くらいの間で16分音符の裏を楽しむようなリズムだからです。
通常疾走感のあるロックというのは8ビートでテンポ170~200ぐらいで行なわれます。これは表を強調する8ビートだらこそ出せるパワーなのです。
というように、テンポとリズムの感覚というのは本当に難しいのですが、一部ジャンルはそこを基準にするためその音楽を成立させる要素となります。
動画では、その基本を解説しています。是非ご視聴ください。