ディミニッシュコードについて

Dimコードは短調のドミナントです。

この前のドミナントの借用先が短調か長調かではコードに違いが出るという話の続きです。

通常長調の場合「Ⅱm」「Ⅲm」「Ⅵm」への借用ドミナントは短調からの借用だろうと推察できます。

つまるところ、これを利用し、借用先のドミナントの根音を省略することで「デミニッシュコード」を形成することが出来ます。

ディミニッシュは内部音程差がすべて短三度で構築されているため、コードの展開による響きの変化量が極めて少ない和音であり、共通する解決先を4つ(24調で考える場合は8)持っているともいえます。そのためとてもアヴォイドが出にくい和音といえます。

ただし、Popsなど一般的用法は限られており、ナチュラルにコードをつなぐ(クリシェを出す。)用に用いられる場合がほとんどです。

詳しくは動画内解説をご覧ください。