「楽曲形式」は基本にして最も難しい
記事では少し掘り下げておこうかと思います。
よく中華の基本はチャーハンで、数ある中華料理の中で最も難しい。と聞きます。
それを作曲にたとえるなら、まさにこの「形式」でしょう。
作曲は英語では「composition」といいますよね。作曲家などは「composer」なんていいます。コレを直訳すると「構築する人」という意味だそうです。
そうなのです。作曲はどのように音楽にすれば音楽になるのかを考える人なのです!当たり前のことのように見えますがコレが難しい。
その根幹になるのがこの形式です。
形式とは、どのような音楽の流れで一曲が成るのか?ということを示すものです。
サビとかイントロとかも形式を表す用語
一般の方に楽しんでもらうためには、やはりわかりやすい形式が好まれます。
一番解りやすい流れとは、起承転結があり、リフレイン(繰り返し)が程よい音楽だと考えられます。これは統計学上でやはり好まれるという結果に基づくものです。
いくつかの形式を上げておきます。
Pops形式(三部形式)
A>B>Cという大きな流れを絶えず守ることで聞きやすさを追及します。いわゆる「Aメロ/Bメロ/サビ」という流れの中核です。
それに、イントロ(序奏)/アウトロ(コーダ)などを付けることで一曲としての流れを確立させる場合もあります。今から作曲を志す方はコチラの三部形式をメインに考えて時には少しアレンジしたりと、全体の流れをこの形式を中心に考えると良いでしょう。
ダンス形式(ロンド形式)
A>B>A>C>Aなどという、展開を見せ一番のモティーフを上手く使い常に主題を忘れさせないようにする形式です。
EDM系の音楽もどちらかといえばこの形式に近いものがあります。やはり踊りを重視するとコチラの形式のほうが人間はしっくりくるのかもしれません。
ソナタ形式(クラシック系)
実は大きな目線で見ると、ウタモノとかに2番が存在するのはこのソナタ形式の名残がそうさせているとも考えられます。
交響曲(シンフォニー)/フーガ(カノン)
といったところですね。動画にまとめると長くなるだけなのでコチラ記事で一応の形式の説明は終わりたいと思います。