大切なのは全体を見ること
イコライザー(EQ)を使う上で大切なのは全体を考えていくことだとおもいます。特にEQはかけるとすぐ効果のわかる音源ですのでやりすぎ注意系のエフェクトです。
今回の題材の曲↓↓
コツと呼べるモノ
- 基本は削る。ブースト(盛る)を主体にしない。
- 一つのトラック単位でかけない。全体を見る。
- しっかり自分の求める音をイメージしておく。(していく。)
- 作曲やトラックメイキングとの線引きをしっかりする。
というところですね。
動画では語れなかった作曲との線引きについて
ここ長すぎて編集しても20分近くあったのでカットしました。笑 ついつい作曲のことになると一人でしゃべり続けてしまいますね。汗
これは解りやすく言いますと、各作業の線引きが曖昧になってしまい収集がつかなくなったり、堂々巡りを回避する方法として役に立ちます。
たとえば、曲(トラック)は仕上がったがどうも低音が足りない気がしたとしましょう。
解決策は多くありますが、これらが作曲(トラック)を改良することで解決するか、Mixの領域で解決するか?どうするのか?というその線引きのお話です。
もちろん分業化で上手く回せる方は気にする必要はさしてありませんが、アローンなクリエイターには結構大切な問題です。
解決策として、トラックに低音成分となりえるサブベースやもう一つ低い音域の楽器などを足す場合、当然Mix側ので調整の難易度は上がってしまいます。
かといって、トラックに根本的な低音成分がかけていると、Mixでいくらベースエンハンシングをしてもイマイチ良い効果が得られない場合もあります。
逆にMixで盛る場合には、その持ったせいで他が干渉される可能性がありますし、かといって掛けないと足りないまま。
というある種の双方向的なパラドックスが生じます。
もちろんその、見分けや聞き分けが難しいところなのですが、裏を返せばどちらでもアプローチ可能になれば強力な武器になりますね。
ですので、ここは経験値ですが「こんなカンジのときは、コレなんかが合うかも」という引き出しと「このときはこっちで対処しよう」という自分の中の線引きがあると決断も早く済ませられますし、精度も高まります。
最終的に「優れたMix」は曲をより引き立たせるモノだと私は考えていますので、引き立たせやすい作曲/トラックメイキングも考えねばなりません。
この線引きが自分の中で上手く引けていれば自ずと楽曲制作は上手くいくと思います。
ですので、自分の手順や基準を模索していきましょう。という話を長々としていました。
ではまた次回お会いしましょう。