2017年版:DTMを始めるには?必要なモノ編

2017年版やりまーす!

2017年度版やっていきます!2015年と比べて進化著しいDTMです!たった2年しかたってないのに・・・。いやぁすごいですよね。

ではでは、早速必要なモノリストからいきましょう。

ハソコンと必要スペック2017

はい。まずはまぁDTMというぐらいですので2017年もまだパソコンが必須です。

iPadなどで動くDTM系ソフトも増えてきていますし、その精度も本当に高くなってきています。「Cubasis2」などは有名な方でしょうか。


非常に面白そうですね。
ですが、やはり多用な拡張ソフトが動いたり、有名なプラグインがガンガン動くという状態では今現状無いですので、やはりベースシステムはディスクトップPCやラップトップ(ノートPC)で組む必要性があります。

現在のPCパーツの現状2017

ついにPCパーツも次の世代が発表されつつあります。わたしのPCはもうCPUにいたっては4世代ぐらい前のパーツで動いているということになります。(それでも傑作といわれる「i7-3930K」だけあってまだまだ周辺パーツとの組み合わせ次第で第一線で戦えたりするんですけどね。)

CPUとマザボとOSの話2017

私はもう10年以上インテル製のCPUしか使っていませんのでコチラのお話を。
現在、最新のモデルは「KabyLake」と銘打ったi7-7000番台が発売されています。使用者のうわさを聞くと、こいつは買いのようです。

対応するマザボの上であれば、低発熱/省電力を兼ね備えた上に、抜群の安定性を誇っているとのこと。現状はWin10の方がOSの相性も良いそうです。7ユーザーさんは乗り換える場合にはOSも変えたほうが良いようです。(DSP版などでない場合は一応Win7/8も恩恵をうけられるアップデートが配布されている?らしいです。)

また、基準性能自体が旧CPUとは比較にならず、対応マザボ/カスタム系マザボならば標準設定でも、かなりのハイスコアをたたき出すようです。

の割りに値段も安いというまさに「インテル入ってる」ですね。

2017年のDTMシーンには、フィジカルモデリング(物理演算系)のソフトも市場に追加される可能性が出てきました。

最近追加されたものでは「MODO BASS」が有名ですかね。これ欲しいんです。私。ですが近々での購入はちと無理かなぁというところです。

フィジカルモデリングとは、サンプルプレイバックを使うのではなくプログラミングで合成した音色を使うという趣向の音源でメリットはとにかくプログラムデータだけで構成されるので総要領が圧倒的に少ないのです。SSDなどを圧迫しません。

また、スライド奏法やベンド奏法など、サンプルプレイバックでは柔軟に対処しにくい音楽表現に柔軟に対処できるというメリットもありますね。ですが反面、弱点としてその分CPU負荷がかなり高いようです。(すべて計算しますので当然といえば当然ですね。)

ですので、2017年現在、CUPはより良いモノをチョイスしておくのがベターです。またそれらを活かせるマザボとOSの選定が必要不可欠ですのでコチラも注意されるとよいでしょう。こちらの選択をミスするとせっかくのCPUも上手く機能しないので宝の持ち腐れになっちゃいます。

主記憶と補助記憶の話2017

RAMは、相変わらず8G以上は絶対に必要です。しっかり作りこむなら16G以上推薦です。32Gあれば問題ないでしょう。メモリは出来るだけ2の自乗倍づつ増やしましょう。PCは2進数(16進)ですからね!様々なメモリエラーをこれだけで大分回避できるはずです。DDR4などの高速メモリも出ていますがコチラもCPU+マザボの選定が大切です。ですが基本的にDDR3以上であればさしてDTMには強い影響はありません。

問題は補助記憶のほうですね。2017年現在もうHDDは古いです。というかSSDの利便性を知ればDTMerならもうHDDには戻れません。

値段も去年の夏ごろから更に下がってきている印象があります。いまもう約1TBで5万以下の製品がゴロゴロしてます。私はメインストレージにはサンディスクのSDSSDXPS-960G-J25を採用していますが、これももう6万ほどで手に入るようです。

こいつは最高です。ロードが重い音源もあっという間に読み込みが終わります。ちなみに値段が高いだけあって10年保障です。書き込み総容量もしっかりありますのでほとんど問題にならないでしょう。安定性も申し分ないです。今現状こいつが原因でトラブルがおきたことはありません。旧マザボでもSATA3にさえ対応してれば一定以上の数値は出ます。

私がサブストレージに使っているのがこっちですね。オーディオ素材などをおいています。ウルトラⅡモデルですね。正直しっかりメンテ・PCのパーツサイクルはやめの人はこっちの方がオススメです。

これも速度十分です。書き込み総容量が少ない方なので値段がぐっと安いです。それにしても2万切ってるってマジですか。もう一個買おうか迷うほどですね。

というわけで、確実にSSDがオススメです。またDTMに特化させるならより容量が多く安定性の高いものがオススメです。個人的にサンディスクは最高です。業界最大手は今でもサムスンなのかな?サムスンのSSDは安いし容量も多いし評価も高いので一回使いたいのですが、スマホのギャラクシーで一回ひどい目にあってるのとHDDの印象があまりにも悪かったので及び腰です。

諸注意、電源周りとUSBポート2017

はい2017年現在ではUSBポートも3.0に接続してもなんら問題ない機器が増えてまいりました。ですので際立って必要というわけではないですが、古いAIFなどを使う場合にはやはり2ポートくらい2.0があるマザボを選びたいですね。
またすべての機器がほぼUSBですので拡張ポート付けられる場合にはPCIスロットに挿しておくと便利ですね。

電源はもう2015年と変わりません。電源投入時間はDTMの場合かなり長くなることが想定されます。80+ブロンズかゴールドかではやはり累積する電気代にも多少なりとも差が出ますし、バスパワー駆動の機器も更に増えましたので、ちょっとリッチに良い電源を選びましょう。

DAWのオススメと最新情報2017

はい、こちらは2015とあまり変わらないといったところが現状かと思います。やっぱり日本の最大勢力は「Cubase」ですね。現行はVer9ですね。私はまだ8.5です。

仕様的な大きな注意点としてVer9から32bit(x86系)のプラグインは完全廃止となります。私はもうプラグインはすべて64bit移行が完了していますのでココは問題ないですが、まだ32bit系使われている方、特にフリープラグインでコンタクトベースとかじゃない古いタイプのVSTは動かなくなりそうですので注意が必要ですね。

Ver9の最大の目玉は「ミックスコンソールにリドゥ・アンドゥ機能」が付いたことですね。何で無かったのか?と思いますが逆にいえばミックスって試行錯誤なのであっても意味ないかなぁとも思います。ですのでまだ私8.5のままです。

その他オーディオ専用トラックなども追加されましたがFLスタジオに比べるとまだまだ甘いつくりです。どうせならもうレックスファイルが必要なくなるような強烈な機能が欲しいところですね。

最近では、EDMが世界的にヒット傾向にあるためか各主要DAWはみな一様にそれに有効な機能をつけようと躍起ですね。LiveやFLは日本でも所有者は2015年に比べ増えたのではないでしょうか。

とは言うものの、やはりとりあえずファーストタッチは万能系のDAWがオススメです。「Cubase」「Studio one」「SONAR」「Logic」あたりがやはりファーストタッチには最高だと思います。

始めに買っておきたい機材

こちらはもうずっと変わりませんね。DTMを始める時に既に買っておきたいのが「音の再生環境」です。MIDIキーボードなどは楽器経験や作りたいジャンルによってまちまちになりますし、現在MIDI入力機器も様々なものがありますのでDTMの視点から見るとどれが一概によいとは言いにくくなりました。
ですので、始めるときに持っておきたい機材はたった一つ「オーディオインタフェース」です。あとは付随する再生機器ですかね。

オーディオインタフェース(AIF)

こちらは鉄板ですね。2017年現在DTMを始めるときにコチラの機材も購入し使い方を教えてもらっているかどうかでスタートダッシュに雲泥の差、ひいては作品に雲泥の差が出ます。
まずこの機材一つで、低レイテンシの環境が得られ、かつPCのデバイスの知識・各種録音機器とPCとのリンク・さらには基礎的なIn/Outのルーティングまで学ぶことが出来ます。
わたしの入門機としてオススメしているのが、私のレッスン用機材として実際に使っている「UR22Mk2」です。


こいつはいいですよ。本当にいい。
この価格でもしっかりと堅牢です。ジャックもこの値段でこの挿し心地ですか。と驚きたくなるほどです。
見た目以上に重いだけあって出音も悪くないです。5万以下のAIFのなかでもトップクラスなのは間違いないです。録音に関してもこのサイズで「D-Pre」が入っていますのでまぁその辺のポータブルレコーダーなどは相手にならないほどの高音質で録音できます。
ただし、AIFを導入するとモニタリング環境にお金がかかりがちなのはデメリットですかね。作曲だけでいいならミックス用の環境は後回しでいいですからね。
でもまぁこれを買ったならせめてヘッドフォンは赤帯くらいは欲しいですね。
こいつです。SONY「MDR-CD900ST

日本では、ザ・ド定番中のド定番です。もちろん私もこれを使ってミックスはファーストコンタクトします。良くも悪くも飾り気が一切無いです。特にドライサウンドのモニタリングは密閉型も相まって物凄くシンプルに聞こえます。そのため全体的な空間成分の調整には非常に重宝すると思います。
合わせて買っても3万以下ですが、この二つあればクオリティをかなりのところまで詰められます。

DTMとネット環境の現状2017

はい、最後は本当に絶対に外せない内容になってきました。この項目ですね。今現状大手DTMソフト全般ほぼオンライン環境なくして成立しません。
多くの音源が次々にクラウド化し、クライントからのダウンロード&インストールが当たり前になりつつあります。

サンプルプレイバック系の音源であれば総要領が30GBのダウンロードを要求されるのももう慣れて来てしまいました。しかもそんなダウンロードでも高速光回線の普及により数分でダウンロードできてしまったりします。

格安SIMなど通信費にもかなりのコテイレが入って、今NTTベースの光回線でも月5000円くらいですからね。日本という国は本当にすごいですね。

デザリングなど、スマホの通信環境を基点にネットワーク接続している方もおられるかもしれませんが、DTMをやる場合は固定回線で有線接続の環境以外考えられません。

しっかりとプランを検討すれば1Gプランも月5000円以内で収まりますので是非検討してください。基本的にこの回線速度が基準にソフトなどを販売しているところが非常に多いのでWIFI下などでは時間がかかりすぎてDLサーバーからはじかれたり、格安系のプロバイダ他を使ったり、ネット一体型サービスなどを利用すると場合によっては速度制限をかけられる場合もありますのでネットワークストレスはハンパじゃないと思います。

始める方へのアドバイス2017

イチバーン!タイセツネー!な項目ですよ。

2017年現在、AIの進出もDTM界隈でトレンドになっているふしも。「LANDR」も正式に日本に上陸しました。まだ正直、精度はエンジニアさんが必要なくなるというレベルではありませんが、規定のラウドネス付近まで稼げればそれでいいという方には十分すぎるものですね。

特に趣味で時間はかけるけどお金をかけるのは無理という方には最高のコスパだと思います。

というようにこれからは、なんでもかんでも自動化が進むでしょう。でも簡単に出来るようになる幅が増えるということは反面、それでは実現できないことが出来る人への需要は高まります。

この記事を読んでいただけている方が目指されるところは様々でしょうが、私としては「高み」を目指していただきたいです。趣味とかプロ志向とはまったく関係なく、心の持ちようですね。

DTMを極めるというのは、非常に幅広い知識となにより資金力が必要になります。またパソコンをベースにしているからといって楽になる部分はありますが、楽器などと同様ズルはできません。時には呼吸と同じくたやすくなるまで、ひたすら練習することも必要になりますし、知識の習得にはかならず時間がかかります。

ですので、ダラダラしてもサボりまくっても最初はまったく問題ないです。

とにかく「やめないこと」これが最初はとにかく大切です。これさえしっかりしていればDTMの場合絶対に上達します。

是非、自分に厳しくストイックにプロ志向で始める方も、気軽に楽しく始めてみる方も「やめないこと」という事をまず目標にしてみてください!

最後に

ではこれにて2017年版「DTMを始めるには?必要なモノ編」終わりたいと思います。

続きも考えておきます。おそらくは音源とかそういったものになるかと思いますがよろしくお願いします。