第二回は詳しい詳細設定に入っていきます。
ACOU6TICSのレビュー2回目です。前回は音色チェックとコードモードに触れました。今回はメインコントロールタブにあるノブコントロールを掘り下げてみたいと思います。
ノブコントロールを解説
機能の記事の画像にも載っていたと思いますが、プレイバックビュー下段に表示されていて上記画像右上の緑色ボタンでレイヤー1と2を切り替えます。
これらノブはKONRAKTのMIDICC:やオートメションにすべて連動させられます。つまり任意のMIDICC:やオートメーションを設定してDAWや打ち込みでリアルタイムにコントロールできます。
ちょっと画像をこれ以上拡大できなくて申し訳ないですが、名前を見ていただけるとあらかたの意味は分かっていただけるかとは思いますが面白いノブをいくつかご紹介してみます。
ストラムスピード(ページ1:Strum Speed)
はい、これは本当にすごいです。自称:抑揚好きの私にはたまらない仕様になっています。
他音源でもまぁあるにはあるのですが、だいたい速い/遅いとか速い/普通/遅いとかアバウトなのです・・・。この音源はなんと1ms~128msまで自由に設定できてしまいます。これはすごいです。
もちろんこのノブにもMIDICC:やオートメーションを同期させられます。つまり曲中で微調整することも出来ますし、エンドコードだけすこしストロークを遅くして優しく終わるなんてときも絶妙のタイミングまで調整できます。
聞こえにどれくらい違うか聞いてもらいましょう。
◆Strum Speed:7ms◆
うむ。キレがあってサウンズグッド!
◆Strum Speed:26ms◆
すこしゆったりめのストロークですがいい感じです。
◆Strum Speed:73ms◆
ぐっと遅くしてもぜんぜんいい感じ、タメや抑揚もしっかり出せます。
◆Strum Speed:Max128ms◆
やろうとおもえば、コードノートを確認するかのごとくこれぐらいまで遅く出来ます。
どうでしょうか?なかなかインスピレーションをくすぐってくれますよね。
ビブラートスピード(ページ2:Vibrato Speed)
はい。これも非常に微妙なんですが、目新しい機能です。
特に単旋律などでやるときには力を発揮してくれるパラメータですね。(強さとは別で、ビブラートの質感をコントロールします。)
◆Vibrato Speed:10%◆
優しい質感です。ゆるるく弦に対して左右に揺らしている時のようなそんなしっとりした揺れですね。揺れの強さ自体は分かりやすい用に一番強くしていますが、こちらとあわせて、スピードが緩く、揺れの強度も緩めにすればさらに優しくなると思います。
◆Vibrato Speed:90%◆
今度は反対に強めに上下に荒く揺らしたような揺れです。激しい感じがしますね。このくらい速いとこれぐらいの揺れの強度があったほうがかっこいい感じがしますね。
他のノブと一部注意点
はい、いかがだったでしょうか?
紹介したもの以外にもまだありまして、ピックポジションなんかは結構リアルに音色が変化しますのでストロークと合わせて結構過激なセッティングにしても面白いです。
ノイズ関連は、曲調や編成に合わせてセットするとより生っぽくなりフレットノイズとか結構いい音色です。
最後に注意点ですが、オートメーションで各ノブを操作する場合に注意点があります。
一部パラメータには共有性(すべてを試したわけではありませんが・・・)次回やりますもっと細かい設定が出来るバーコントロールも確認しましたが設定できませんでした。なんといいますか、数学の「集合」のような要領でAとBの条件を双方維持/満たす~ というようなやり方が出来ないということです。
一つは「セレクトストリングス」と「セレクトフレット」の両方の指定は出来ないということです。
簡単いいますと、5弦5フレットの音をルートにするD△7のコードを演奏させたくても、どちら片方の設定しか反映されないのでそういったコードの絞込みは出来ないようです。
ですのであくまでマシンに任せるか、気に入らなければそこで演奏して欲しいコードフォームをプリセットから指定してやるしかありません。また基本的にアコギ弾きを意識したヴォイシングが多いので、ある種お決まりのコードフォームで繋ぐコードワークなどが再現しずらかったり、出来ない場合もあります。特にハイフレット周辺になるキーには結構苦労してしまいます。
ですので、この当たりにCC:を引くとすれば、単音ソロをやらせるときの弦もしくはフレットを指定してやるときぐらいになると思います。
とはいいますものの、そこまで神経質にならなくてもお任せでも十分つかえますので個人的に楽で気に入っています。
ACOU6TICSⅡなんかがでるのならば、弦とフレットを指定して自分の響きを作れる(たとえギターで表現が難しくても)コードエディット機能が搭載されればもうこの音源は完璧ですなぁ・・・。