やっとマニュアル操作ほど触れるように
旧記事にて、レビューなんかやります。いってましたのでやってみます。
とは言うもののですね、かなり多機能で全部を一つにまとめるのはなかなか厳しいすので、数記事に分けて行きます。
まず、ソフト全体の把握が6~7割といったところです。日本語マニュアルに載っていることは検証済みといったところです。現在販売元にソロギター的に動かす際の打ち込みモデルについて問い合わせ中といったところです。
リアルを体感!音色チェック
非常に人間的であり、人工知能ギタリストの思考を数値でもコントロールできるという、エグイほどスゴイ出来になってます。音色も十分ですし、サムネ画像の端っこに展開図も出てると思いますが、ウェスタンのピック/フィンガーなどなど12弦ギターやマンドリン・ウクレレもついてきちゃいます。
ちょっとMIDIは固定になっちゃいますが、いくつか聞いていただきましょうか。
12弦ギター:ピック
はい、変り種だけどいろいろインスピレーションがほとばしる12弦ギターです。
12弦ギターに馴染みのない方のために説明しておきますと、基本の6弦によりそうように、各弦の倍音弦が張られているギターです。画像を良く見ていただくと理解がしやすいと思います。2本1組になってますよね?
ちなみに私初めて12弦ギターという用語を聞いたときに、「えっ??バレーできるの?(ほんとに12本の弦があってものすごい指板を想像してました。)」と思ってました。
さて、そんな小話はこの辺にして、なぜ倍音弦を付けるかと言うと簡単で響きが良くなります。特に高音周辺の自然倍音列が強化されますのでキヤキラ輝くような音色になります。下記のサンプルではその良さもちゃんと分かるほどいい音だと思います。その点にも注意して聞いてみてください。
12弦ギター:ピックの音色のデモ
んーちゃんと12弦ですよね。ちなみに音源の設定は完全にデフォルトで使っています。プラグインはかるくEQとコンプそれから緩いホールリバーブをかけてあります。
ギタレレ:フィンガー
これは結構珍しいですよ。ギタレレです。ギタレレはウクレレの6弦バージョンですので、レギュラーチューニング時6カポ?かな?(ごめん。ちょっと適当)のチューニングになるはずです。
ギタレレ:フィンガーの音色のデモ
うむ。開放弦が違うので、同じMIDIで演奏するとヴォイシングや音の動きがすこし変っていますね。
これらヴォイシングやコードフォームも、オートのパラメータにあわせておけば、勝手に自動調節されますので細かいこと気にしたくない方には便利だとおもいます。
もちろんさらに人間味を加える方法なども用意されています。が、それは次の記事になってしまうかも・・・。
ウェスタンギター:ピック
はい。もっとも多用されるモノの一つですね。まぁ広く言うとアコギ=これですね。
共鳴胴の感じがとてもリアルで個人的に好きです。トラックやルーティングは一切変えてないのであれですが、もうすこしスモーキーな音色作りをしてもとってもいい感じなのです。
ウェスタンギター:ピックの音色のデモ
はい、十分だと思います。
MIDI制作は10分かかってないのですが、このぐらいであればパパッと出来ちゃいますね。
リアルを追求するためのコードモード①
ACOU6TICSでは、あらかじめコードフォームがインプットされています。
それを、オート/任意で呼びだし演奏していくスタイルのようです。ここはまだ一部できそうで出来ないコトがありメーカーに問い合わせ中ですが、基本挙動はいたってシンプルです。
オートの場合は、入力されたオクターブとヴォイシング・コードノートを検出し、適切なギターヴォイシングを自動検出するスタイルです。
実はこの検出もかなりこっていて、開放弦(カポ設定もできますし、それに対応します。スゴイ)を織り交ぜるな様なフォームも取り入れちゃいます。
この機能のおかげで、ギタリストさんが引いてるようにお洒落な響きになることもありますが、私個人としてはしっかり指定したかったりします。
ということで、上記画像はユーザーコードの設定を行うページです。ここで特定のキー入力の時は必ずこのヴォイシングフォームを使う。と言うのを設定できます。
はい。ここで大事なのが、ユーザーオリジナルのコードは作れません。あくまでありきのものを選定できるだけです。
もちろん、ほとんどのフォームは収録されていますが、なかにはちょっと見当たらないケース、もしくは演奏するノートをこちらが厳選する必要があったりします。
実はここがちょっと、リアルな分融通が利かないところともいえます。
逆に言うと、ちょっと不自然だけど手っ取り早くこのコードトーンで演奏させて・・・ということが難しいです。
もっといいますと、ギターのコードフォームにおけるヴォイシングがだいたいどうなるかが頭の中で出来上がっている、昔ながらの打ち込み手法を転用することは難しいといえます。
また、使いこなすためには「音程」の解釈とある程度ギターに触った経験も必要になってきます。
次回は細かい部分も見ていただきます。
はい今回は長くなってしまったのでここまで!
次回は下の方のノブとか、もっともっとデープな詳細設定をまとめてみたいと思います。