GOLDに付属する唯一のマルチバンドコンプ
今日は11回目です。「C4」マルチバンドコンプ処理に迫ります。
「C4」はマルチバンドの中でも相当知名度が高く、使用をオススメしている記事やコラムを良く見かける定番マルチバンドコンプだと思います。
今日はこの「C4」に迫って行こうと思います。またマルチバンドコンプの詳細な使い方はまた動画でやってしまいたいと思います。
マルチバンドはどういう時に使うのか?
私がオススメしたいのは、奏法でハイとローが同トラック内にくっきり分かれて混在する楽器、トラックに使うことをオススメしています。
たとえば、歪みのギター音色でブリッジミュート(パームミュート)が含まれるトラックの場合単一のコンプだと音色によってはブリッジにかかっているコンプが実音を邪魔して結果的に全体がのっぺりしてしまったり中音域の旨みまで消えたりしてしまうと思います。
そんな時に高音と低音でコンプ感を分けてやれば、実音とミュート音の両方がバランスよく調整できますし、最終的なMixで結局どっちが欲しいのか?で簡単にゲインコントロールも出来てしまいますよね。
また、アコギなどにも有効です。アコギは高音のブラシッング音と温かみのある実音に分けられる傾向がありますが、コレもトータルコンプで処理すると必ずどちらか必ず引っかかりますよね。そんな時も分けてコンプしておけばそれぞれ欲しい質感のままで管理できます。ただしこればEQでそもそもをカットしてしまう傾向にあると思います。
もちろん音域が広い楽器にも有効ですのでエレピやピアノにもいいですね。特にエレピは特色の強い響きを持っている場合は本当に帯域によって音の太さがちがうのでオススメです。ピアノはEQ処理次第ですが、他に沢山トラックがあるときはハイをマルチバンドで押さえてやるとレイヤーが後ろになるような効果を得やすいので私は結構重宝します。
また最近私はマスタートラックではほとんどの場合、何らかのマルチバンド処理を行ないます。次ではそのマルチバンド処理をいくつかやって見ます。
サンプルは動画講座で作ったRECエレキギタートラック
原音
ギターのみのトラックで申し訳ない。マルチバンド処理をマスターで行う場合最も威力を発揮するのは非常に多いトラック数の場合に良い効果を出しやすいのですが・・・。
変化を聞き取るならこっちだと思いますので結構多めのトラックでのマルチバンド処理は動画講座でやろうと思います。
C4でとりあえず処理
はいいかがでしょうか?ん~すみませんやはりマルチバンドは使用方法は多岐にわたります。動画講座内ではSD3の動画内などで軽く触れています。
そちらの方が面白い部分があると思います。とりあえず近いうちにマルチバンドの動画の作成を計画します。