久々のROCKな解説「リフについて」

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リフって?

はい。ロックなどでよく言われるリフってどんなん??どこまでがリフ?リフってなに?

と言うご質問に私なりの回答をしてみたいと思います。以前リフの解説に使い旧記事もあったかと思いますが・・・。そちらをより解りやすくまとめてまいます。

リフと言うのは、ロックをはじめ多くのバンドサウンドに良く用いられる”短い周期で繰り返される曲の印象を決めるフレーズ”のことです。

ですがこの定義も、絶対的なものでなく相対的なものになります。バンドマンさんの数だけ解釈がってもおかしくないです。

ですが「リフ」はバンドの基本的な編成の特徴上、ほぼギタリストが担当することになります。

例えばこんな感じ。


はい一発撮りでしかもラインで取ってます申し訳ない。汗

音も申し訳ないですが、アンプキャビにちょっとわかりやすい空間系足しただけでもごめんなさい。汗汗

これがリフ+バッキングのオーソドックスな響きです。

こちらが、バッキング単体です。


んで、こちらが「リフ」とよべるものですね。

リフを構築するには?

もう一度リフを貼っておきます。

聞いていただいたら解るとおり短いスパンのフレーズ2種類を交互にひたすら演奏しているだけです。

リフを構築する上で重要なのは、バンドサウンドの中でコードワークにリフがどうあわせるか?と言うポイントです。

例えば、コードワークを意識してコードが変るたびに変っていくフレーズは「リフ」というよりは「アルペジオ」や「副旋律(オブリガードなど含む)」と言うニュアンスが強くなっていきます。

それゆえ、はっきりと「リフ」と主調するにはコードワークが変っても継続できるだけのフレーズを作る必要があります。

そのために重宝されるのが、ペンタトニックスケールです。

詳しくはリンクの記事をご参照いただきたいのですが、簡単な話ペンタの音であれば、その調の響きにいる間はどの音が鳴っても基本的には問題ないということになります。今回のバッキング(主調)はAmですので、リフもAmペンタの音だけを使っていますし、味気なさを解消するためにギターの奏法の一つ、スライドインという奏法で簡単に装飾したリフになっています。

ですので、裏でコードが変っても演奏し続けてしまえました。

また装飾音として「♭5」や「7度ノート」なども加えるられるケースもあります。

簡単な話、主和音とぶつかる、スケールノートの第4音を含まない(キーCの場合Fの音)フレーズであればコード感の強いバッキングでなければ押し通せます。

曲を印象づける?ってのはどういうこと?

こちらも聞いてみてください。

どうでしょうか?もう気がついた方もおられると思いますが、これテンポもバッキングもさっきのトラックと同じですよね?

つまりリフが違うだけです。編成も同じ、コードワークも同じでも、リフが違うとその曲の聞き方が変ってしまうのです。

つまり言い換えるのであれば、リフ=この曲はこのノリで聞いて欲しい。という意思表示とも言い換えらら得ます。

ご自身で「リフ」を考えるときやはり理論的価値観より、素直にこれ面白くないか?とかかっこよくないか?という感覚を優先して良いと思います。

まとめ

ROCKは反骨精神に寛容なジャンルです。奇抜な音もその精神に反してさえいなければ受け入れてくれる印象があります。

一応は指針として理論的なこともいいましたが、もっと不協和なリフでも印象にのこるのであれば全然ありだと思います。

是非自分の与えたいイメージをリフにこめて一曲作って見ても面白いのではないでしょうか?