ぱっとええ曲になる「レソドの法則」

解説動画

この法則の真意は別にあり

レソドの法則とは、上主音・属音・主音を表す、当スクールで良く教えている作曲技法の一つです。

順序も大事で、特にメジャーキーにおける上主音はとても万能な音でどのコードが来てもいい感じに聞こえやすいです。属音もそうですね。主音はキーを象徴する音なので含まれていると思ってください。

この法則は、スケールトーンコントロールの導入として当スクールでは使っています。動画内では時間がかかりすぎるため一切触れていませんが、結局調性音楽はメロディーが使用するスケールに大きく影響を受けます。

なので、それを意図的にコントロールすることで、例えば中心音は変わってないのに、なぜか展開感が変化するような効果を生むことができます。

それを体感できる訓練としても有効です。実際の音は動画でご確認ください。

音を聞いていただけるとお分かりいただけると思いますが、こうした構成音を限定したフレージングを多く含む楽曲は、強い周期性やクセを感じると思います。

逆に言えば、スケールノートを自分で勝手に間引き残った音で勝手に曲のスケールをトーンを維持しようとすると、それが良くも悪くも個性として残りやすくなります。

私がPopsを分析するときは特にこうした、限定されたスケール音による遊びは良く注目します。

音楽全体の「キャッチーさ」にもつながると思うからです。

自分独特の質感というのを狙って曲に入れるのが講師は苦手です。

そんな時に助けてくれるのがこういった思考だと思っていたります。