オーディオデータは逆再生できる
今日の「なれレン」はオーディオデータを逆再生して遊んでみます。最近の楽曲とっても多く採用されてる手法なので覚えとこう。
逆再生というのは、リバース機能なんかを使って文字通りオーディオを逆から再生させる手法です。
ちょっと音を聞いてみましょうか。前回の記事で使ってたキックのオーディオデータを使ってしまおう。
参考記事>>【なれレン】オーディオデータで遊ぼう
通常の波形は赤枠、リバース波形は黄枠です。こんなカンジになります。
順番にならしてみるとこんなカンジになります。
どうですか?「ぶぅーーわっ!」「ぶぅーーわっ!」「ぶぅーーわっ!」「ぶぅーーわっ!」って聞こえますか?これがリバース音です。
私はいまだにこのリバーズ波形って不思議だなと思います。これ本当に反転させてるだけで全く同じオーディオデータを使ってるんですよね。
あ、一応Cubaseだけですがやり方も書いておきましょう。反転させたいオーディオデータを矢印ツールで選択してから、Audio>処理>リバース を選びます。
リバースサウンドで遊んでみよう
このリバースサウンドはいろいろな手法で今の音楽に取り入れられています。よく使われる例を一緒にみていきましょうか。
リバースクラッシュ/リバースライド
ではそれぞれ聞いてみましょう。皆さんもきっと聞いたことがある音だと思います。

ねっ!いいかんじでしょう?これも後半においてある普通の波形を反転させてくっつけただけです。ひし形の様になることで盛り上がりと落ち着かせを演出しやすいサウンドが得られます。
リバース波形の使い方のもっとも代表的な使い方ですかね。
リバースピアノ(減衰楽器のリーバス)
これもよくつかわれるので、聞いたことある!ってなるかもしれませんね。

これも鉄板ですね。イイ感じです。このリバースピアノは和音などの響きを付加できるのでバリエーションも豊かでいいですね。ですが使いこなすには音楽理論が必要です。
歌や声をリバースさせると…
声のサンプルの抽出は結構大変なので動画にしようかな。とりあえず今回は古ーいラジオスピーチみたいな素材から少し切り取って持ってきました。

これぞ合わせ技!なんか面白いサウンドになりますね。これ元のサンプルに声+BGMがついてるので余計に面白くなりました。
ほならまとめて全部まぜてまおう。
前から作ってたサンプルに今回使ったものを全部ぶち込んで曲にしてしまいましょう!
こんなカンジになりました!
ね!なかなかいいかんじでしょう?!
という感じでオーディオデータって素材みたいに切って貼って伸ばして裏返して使えるので、そのまま「オーディオ素材」なんて言われることもあります。
こんなカンジでみんなも遊んでみてね!最初は音楽理論とかいらんのでDTMに慣れていこう!