オーディオデータを編集して遊ぶ
前回の記事にてオーディオデータは融通がききにくいものだ!っというのを学んでいただきました。
参考記事>>【なれレン】オーディオデータを勉強しよう
そんなオーディオデータですがとてつもないメリットもあります。それは簡単にコピー(複製)出来ることです。
また編集作業の説明の際触れましたが、不要な部分を削除し必要なところだけ残すという編集はオーディオ素材と相性が良いため、欲しい部分だけを切り出してそれを複製して音楽を作ってしまおうということができるのです。
では、今日はそんな手法を使ってオーディオを編集して音楽をつくってみましょう。「なれレン」今回も始めていきましょう。
とりあえずオーディオデータを並べて遊ぶ
とりあえずCubaseユーザーの方はデフォルトで入っているオーディオデータを使って遊んでみましょう。
画面左側>メディアタブ内>ループ&サンプル にデフォルトのオーディオデータが沢山入っています。
ではまず、オーディオデータを複製して音楽を作る方法を見ていきます。
中段にあるこの「GA ONE Library」というのを使ってみましょう。
このオーディオデータは名前のとおりすべて「ワンショット」という種類の素材です。つまり一音だけ収録音声でそれをコピーしていくことで時間的流れを作るための素材です。特にドラムとかリズム系の音色の場合こうなっている場合が多いです。
というわけでこの中の素材でリズムを作ってみます。さて、ここから音楽的な知識が必要になります。「リズム」とは「テンポ(BPM)」と「譜割(どのタイミングで音が鳴るか)」の2つで決まるので自由自在にリズムを作りたい場合にはそういった音楽の勉強をする必要があります。
今回は音楽的な話は少し横に置いておいて画面で見て、音を聞いてみましょう。
今回作ったリズムパターンはこちらです。16分スイング35%くらいの16ビートのリズムです。これで一小節分の長さです。
使った音色は以下の3種類です。
- 赤枠:キックドラム(低い音が鳴るドラム)
- 青枠:ハイハット(金属っぽい高い音)
- 黄枠:クラップ(スネア)(手をたたく音/張りのある中音域の音)
上の画像を、BPM:89で4回ループ再生するとこんなカンジに聞こえます。
どうでしょうか?これだけでも十分イイ感じに聞こえませんか?バランスよく聞こえるように少し音量などを操作していますがほぼ元々のオーディオデータのままの音です。
もちろん、ここからイイ感じになるように調整する事も可能です。ここはまたおいおいやっていきましょう。
次は長いオーディオデータを切り貼りして遊ぶ
では、次は適当に長いオーディオ素材見つけてきます。私は下の画像のようなLOOPを選びました。
聞くとこんなカンジ
これを欲しい部分だけ切り出して、複製して並び替えてリズムを再構築します。
上の画像の様になりました。聞いてみましょう。
どうでしょうか?元のサンプルとは一味違った感じになってますよね。
では最後に最初に作ったドラムパターンと一緒にならしてみましょう。たったこれだけでも結構イイ感じになるんですよ。
といった感じですね。これだけでも大人しめのトラックとして十分使えそうです。
まとめ
オーディオデータはこうやって、複製してループしたり必要なところだけ切り出して並べ替えたりすると元のファイルとは異なった質感にできます。
こういった手法で曲を作るのも一つの手ですのでいろいろ試して遊んでみてください。
分からないところがあればお気軽にコメントでもしてください。
ではまた次回