実践で覚えるMIDI打ち込み② ピアノ打ち込みのコツ

ピアノは打ち込みの基本


ピアノはとても基本的な打ち込みを覚えるには最適の楽器です。

MIDIの作りを学ぶにはもっと良い楽器だと思っています。

なぜなら、減衰型の楽器であり、音程が出せて和音が鳴らせ、そして打鍵の強さで音が変化するからです。

音の強さを制御する「ベロシティ」

MIDIにおいて、音の高さ以外を指定する以外の命令を「MIDICC」「ミディコントロールチェンジ」と呼びます。そして音のを発する強さをつかさどるパラメーターを「ベロシティ」と呼びます。

この命令が重要にならない楽器はほぼ無いため、DAWではデフォルトでベロシティが表示されているユーザーインタフェースを採用しているケースが多いです。

つまり。このベロシティの設定を上手にしてやるだけでいろいろな楽器がより生演奏に近くなるのです。

ピアノの場合は「メロディや旋律にあたる部分は他より強く、最低音(ベース)の音も他より少し強く、内声(メロディとベースに挟まれる内側の音)は少し弱めに演奏する」ことで格段に表現が良くなります。

ベロシティの変更は手打ちする場合最も手間のかかる作業の一つです。この編集作業を素早く行えるように訓練しておくと生産性向上につながります。

私がどうやっているかは後日動画にまとめますのでご期待ください。

究極的には人間味のある「ずれ」は演奏でしか出ないが…

更にこだわりたい場合は、各ノートの発音タイミングが微妙にズレるように調整してやることで、さらにリアリティが高まります。

このずらし方は感覚で覚えるしかないですが、多くはテンポに依存します。ずらしすぎると下手な演奏になるので注意してください。またグルーヴクオンタイズやランダムクオンタイズなどのDAW機能も選択肢としてはありますが、こちらはハマるときとハマらないときの差が出やすいです。結局のころろ聞きながらしっかり合わせていく方法に勝る方法はないと言えます。

私のオススメは、背景を支えるなら気持ち重ために演奏すること、つまり全体的にすこしだけ発音が遅れているという状態にしておき、ソロや全面に出てくるパートはほんの少し食って入るくらいがちょうどいいのではないか?というのが私の見解です。

また最終的にどれくらいのパートが存在しているかも非常に重要です。正直背面でコードトーンを支えるくらいならピアノパートはそこまで気にしなくても上記を守りながら少し手を入れてやるだけで随分よくなります。

ピアノは音源の方向性が重要で高級な音がいいとは限らない

ピアノは用途に応じその音色に必要とされるものが異なります。例えばクラシックやJAZZなどでピアノが非常に大部分を占めるような楽曲の場合は最高峰クラスの音源でないと、ほかに見劣りするトラックなってしまうかもしれません。ですがピアノはチープな音の方がマッチするというジャンルも多くあります。

総じて、MIDI打ち込みでピアノトラックを作る場合、音源の種類・音色の加工にも注意が必要だということです。またピアノ音源の加工に関する動画も出していきますのでお楽しみに!

今回一番注目してほしいのはMIDIでピアノを制御するという点ですのでそこはしっかり押さえておいてください!

ではまた次回!