WAVES GOLDを使い尽くす!②「REQとRComp」

Renaissanceシリーズのメリット

「WAVES GOLD」を導入する上で、もっとも即効性があるメリットはやはりこの「Renaissance系」のプラグインが手に入ると言う点です。

WAVES GOLD にバンドルされる「Renaissance系」

  • Renaissance Equalizer
  • Renaissance Compressor
  • Renaissance Reverb

では私の使い方などを含めてやっていきます。この3つがあるだけで音を研ぎ澄ますのが簡単になります。
空間系のお話はこの後の記事でまとめてやりますので、今回はコンプとEQを見ていきます。

今回も前回のピアノ素材を用いてやっていきます。


ドライなアコーステックピアノ(グランド)の音色です。音源側の設定でもドライです。
かかっているのは唯一クリップ防止と少量のラウドネスの引き上げのための「L1」です。

ちなみに非常にシンプルな簡易クリップ回避&16bit書き出し用の簡易設定です。
最新のアップデートでUIがイイ感じになり新装のオートリリースもイイ感じです。個人的に早くこう言う系のパッチが「L2」や「L3」にもきて欲しいですね。

Renaissance Equalizerはスーパークリアネスを持つEQだ!

まず、目を見張るのは「Renaissance Equalizer」だと思います。REQなんて略されます。
とてつもないクリアネスを持ちます。その違いは聞いて一目瞭然です。ためしに、前回最後に「Cubaseのミックスコンソールに付属するチャンネルストリップを使った音源」があったと思いますが、”そのチャンネルストリップとほぼ同一の数値と一緒の設定にしてみます。

REQでハイパス系の下ごしらえ


どうでしょうか?非常に美しい切れ味の高いかかりだとおもいます。

設定はこんな感じのハイパス(ローカット)系の処理です。ベースなどの低音楽器との共存を考えた、オレ的定番のカット型の使い方です。
高音と倍音の抜けを少し盛る感じですね。その分リッチな音源には余りがちな中低音と低音成分を切って若干すっきりさせています。低音楽器が重いともっときつくローカットをかける場合も多いかと思います。

Renaissance Equalizerはこんな時に使え!

私がオススメする使い方は、「既に出来上がった音色」に使うことを強くオススメします。とってもリッチな高級音源や生機材に結構お金がかかってるサンプルや自録モノで外部でしっかり音を作りこんでいるときなどにオススメです。
特にカット系を任せるに適したEQと言えるでしょう。
変化量が極めて少ないので原音を潰さない加工が可能です。

Renaissance Compressorは多機能で汎用性が非常に高いコンプ!

最近は非常に多くのデベロッパーからコンプ系プラグインが次々にロールアウトされ、コンプの選定に色々な選択肢が出たと感じます。

現状RCompを採用するメリットして大きいのは、やはりその柔軟性と、ソフトニーの質感です。しかもこのコンプはエキスパンダーにもなります。レシオを0以上に設定すると自動的にエキスパンダーモードになります。

特にOptコンプモードでの挙動が素晴らしく、ヴォーカル系の素材への相性はとても良い質感になると思います。少々全体的なアタックの実時間が少し長く感じる時もありますが、独特のふわりとした質感は使いどころ次第でどんなジャンルでもマッチすると思います。もちろんエレクトロコンプとしても優秀です。

またUIもシンプルで視認性も高いのが魅力です。また初心者さんにはうれしいところだと思いますが、ゲインリミッド付きですので比較的挑戦的な設定もデフォルトでやりやすいのが特徴です。

では、先ほどのEQ処理の後にこのRCompを挿して、CubaseCSの音源とほぼ同じリダクション量、アタック&リリース感になるように調性していきます。

RCompで優しくしっかり圧縮していく



やはりソフトニーのよさを生かすべくの設定となっております。本当にナチュラルに持ち上がります。リダクションは-5dbほどを取っています。低音を切ったので少し強めにかけてもイイ感じで空間成分が広がっています。また芯を外さないしっかりとしたコンプ感も出ています。やはりRCompは優秀です。
今回はウォームモードではなく、スムーズモードでアナログ感を与えすぎないようにしています。これは後にGOLDバンドル外のあるプラグインとの相性を解りやすくするためですので後日の記事もチェックしてください。

Renaissance Compressorはこんな時に使え!

RCompは本当に汎用性が高く、色々なシュチュエーションに使えます。
私が特にオススメするのは、やはりヴォーカルを歪ませないようにラウドネスを稼ぎたい場合にOptコンプとしての使用方法ですね。
それから、ソフトニー系コンプが良く合う優しいニュアンスが合う、たとえばアコギやクリーントーンのエレキ、歪みの少ないベースなどにはエレクトロコンプとして使うのもオススメです。
今回のピアノも悪くないですが、曲調によってはソフトニーのサウンドが邪魔することもありますので楽器によっては使いどころも大切ですね。

次回第三回はRシリーズと対を成す「Vシリーズ」にフォーカスを当てていきます。